真面目で気が弱いダメ男"あの人”のブログ

否定的な人、非正規雇用で15年が「自己」に目覚めるまで

内定通知で一喜一憂

生活費を稼ぐために就業予定先の仕事を休んでバイトをしていたら、エージェントからの電話で内定の連絡をもらった。

ざっくりと想定年収を告げられ、「360万円」という提示にパッと心が明るくなった。やった、これで人並みの生活が出来る!

個人的な考えでは、360万円という年収は税金を考慮すると満足な生活が出来るとは思えない金額であるが、、幸いなことに以前に内定を貰った外資系企業と同額の提示であり、それに加えて残業代が別途支給されるのと、仕事量の少なさを加味すると、なかなか良い条件のように思えた。

求人欄では年収300万円、営業が作成した資料では250万円と、信じられない下げ幅を提示された経緯があったので、それを上回る360万円という数字を聞いた時は本当に嬉しかった。
本社役員面接で「350~400万円の年収を希望します!」と発言した甲斐があった。言ってみるもんだ、、よかった…あとは隙間時間でアルバイトをして、貯金をして頑張って生きようと思っていた。








やっぱり、そんなに上手い話ではない。




営業と面談してわかった事実。


想定年収には最大値のボーナスと、残業代が含まれているということ。

月給×12の単純計算では300万円にも届かないということ(中途入社なので、ボーナスは来年の夏まで支給されないだろう。ただでさえ最大1.6ヶ月と少ないのに…)。

即座の返答を迫られ、騙されたような気持ちになった。
昨日の嬉しさから急展して複雑な気持ちになり、厳しい現実を知らされたようで自分を責めたくなる。

オーストラリアに住んでいたころ、英語もまともに話せない外国人アルバイトだった自分が稼ぐことが出来た360万円がはるかに遠い。フルーツピッキングをして、年間600万円を稼いでいた友人も居る。

やはり、日本は過酷だ……。


このままではダメだと思う。
国家資格を取って専門職につき逆転するか、独立企業するしかない。


どうやって生きようか。




応援してくれる人も喜んでくれる人も居ない。
一人で生きるしかないんだ。

自分らしく、楽しく。 がんばれ。

本社面接大失敗

本社にて採用面接を受けてきた。
局長、部長、取締役、常務取締役、人事2名と、面接官は合計6名。それぞれが目の前にパソコンを起き、Skypeで遠隔地から参加している人事2名が主に進行役を担っていた。
外部スピーカーの声は聞き取りずらく、何度か質問を聞き返す場面もあった。時折、誰に対して話しかけているのかわからないこともあり戸惑う。
目の前の取締役は画面を見つめたまま、相づちを打つこともなく、こちらには見向きもしない。とてつもなくやりづらい面接だった。

ストレスを感じると反抗的になってしまう自分は、おそらく無愛想で、随所で角の立つような発言をしたと思う。それも的を得てない、無知をさらけ出すような類いのものを。

結果はまだわからないものの、自己採点するならば、10点ぐらいの出来映えだった。どうしても人が足りない等といった特別な理由が無ければ、こんな自分を採用しないだろう。自分の能力の低さ、無知さに心が苦しくなる。

仕事の後だから眠くて頭が働いてなかったとか、そんな言い訳は通用しないぐらい、ひどい有り様だった。OJTを通じて自分は完全に思い上がっていた……。業務は問題なくこなしていたが、作業以外の面接や交渉といった経験が明らかに足りないし、自己分析もできていない。まったく自己PRが出来なかった。
大学で学んだこと、研修で学んだことが全く生かせていない。

調子に乗っていた、社会をナメていた。
自分は大馬鹿者だ。
酒など飲んで遊び回ってないで、しっかりしろ!
今やるべきことを、しっかりやりなさい!

頑張れよ!自分!

採用前の面談

就業前に面接をしてから、偉いさんと面談を二回した。そして今日は、エージェントからきた営業と面談。企業との間に入って、それぞれにヒアリングするという事だったが、具体的にこの営業が何か出来るかというと、実際は何も出来ない。

評価を聞く、不満を聞く、結果を言う、なだめる、それぐらい。

よっぽどひどい現場なら、辞退するのに手伝ってくれるとかそういうことで、問題を解決したり、企業に改善を促したりということは出来ないと思う。そもそも、外部の人間だしね。

営業から貰う情報自体も嘘か本当かわからないけど、評価は良いとのことで、続ける意志があるならそのまま頑張ってということだった。


「結局、この会社で働くんですか?」と、世話になってる派遣さんに聞かれた。


『まだわからないです』と答えると、


「こんな会社に居るのは勿体ないですよ、この2週間の働きを見てたからわかります。もっといいところがあるんじゃないですか?勿体ないですよ」



そう言われて、苦笑いしかできなかった。
素直に受け止めていいのか、派遣としての立場から見て、仕事を奪われるかもしれないという恐怖心からくる破壊活動なのか……。

自信過剰なわけではないけど、何処に行ってもいわゆる"新人"より働ける気はしている。でもね、学歴も職歴も無いんです。書類も通らないんです。
だから、破格の給与でそこそこ使える自分は何処に行っても重宝される。

個人として動いて稼げる給与はせいぜい30万円までだと思う。あとは如何に他人をコントロールできるか。他人を動かして利益を産み出さない限り、高収入は望めない。


来週は本社面接。


どうやら自分は期待されてるようだよ。







何のために働くのか。












力が湧いてこない。






頑張れ自分。頑張れ。

今日もぽっかりと心に穴が空いていた

今日は友人と出掛けてきた。
イベントに参加するか海に行くか悩んで、結局はイベントの方を選んだ。仲の良い友人だけど、元彼女とも仲が良いので別れてからは、なんだか時々ビミョーな空気になってしまうのが、ツラい。元気に明るくノー天気な関係ではなくなってしまった。

今日もそんな感じ。

予定が無く誘う相手の居ない自分を気遣って、1日時間を作ってくれたように感じた。
でも、愚痴を聞いてくれるような雰囲気ではなく、どちらかと言えば「もう弱音は禁止」と言った空気を醸し出していた。

困った。なぜだかテンションが上がらない。

頭の中で元彼女の笑顔がメリーゴーランドのように回る。空を見上げれば、飛行機がどこか遠く、遥か彼方へと飛んでいった。彼女と同じ、僕の手の届かないどこかへと飛んでいった。

視線を下げると、そこには脱け殻のようになった僕が呆然と佇んでいた。

他人に合わせて行動していると結局損をする

連休どこかに出掛けて夏休み気分を味わおうと、複数人の友達と話をしていた。みんな最初はノリノリで、どこに行こうかとワイワイ盛り上がった。

自分は本当に幹事に向いていない。
交遊関係も広いし、優しくて気が利くとよく言われる。いろんな人と連絡を取り合って、海外で知り合った人と日本で飲みに出掛けたりもする。

でもなぜか、自分が声をかけても人が集まらない。人望が無いようだ。時折、厳しい意見を言ったりするからだろうか?なんとなく、頼りにならないのだろうか。とにかく、声をかけても人が集まらなかったり、やっぱり辞めるとかそんな事が多い。

何かあるんだろう。
打算的な何かとか、ただ楽しいだけじゃなくて、シリアスな展開になってしまいそうだとか。

今日は朝からどこかに出掛けたくて、いろんな人に連絡を取ってみたけど、結局は誰も捕まらず、電話に出ない人もたくさん居た。唯一、行くと言っていた友人も、前日飲みすぎたとかで、20時になろうとしているのにまだ家からも出れない状態だと言っている。

はぁ、、、そうだった。
彼女がいない時、日本の生活環境はいつもこうだった。結局、誰も捕まらなかったりドタキャンされたりして、嫌な思いをしていた。だから海外生活を経て、一人で行動するようになった。一人なら予定通りに運ぶし、何したっていい。誰も気にしないで済む。

いつだか、サマーソニックを一人で観に行って、十分に楽しかったじゃないか。観たいアーティストだけ見て、あとは酒飲んで寝っ転がっていればいい。

乗り気じゃない人にこだわる理由なんてないんだ。
悪戦苦闘してまで、理解してもらわなくていい。

乗りたいやつだけ、乗ってけるやつだけ乗っけてくぜって、赤毛のロックスターも言ってた。それでいいんだ。

ネガティブ、シリアス、よりもユーモラスに。
楽しく、楽しく生きる。

そうすれば、周りがついてくるから。
面白いやつがついてくる。

好きではない女性

つくづく自分は最低だと思う。

久しぶりに会った年下の女性を抱いた。以前から興味があった人だったけど、数人の知り合いと交際していた経験があるので敬遠していたし、興味はあるけど好きでは無かった。付き合ったり結婚なんて考えられない。つまり、抱きたかっただけ。

聞けばその人は、こんな自分のことが好きだと言う。なんて可哀想な人で、なんて最低な自分だろうと思った。やんわりと付き合ったり、結婚なんて考えられないと伝えて、それでも好きだと言うと困った表情を浮かべていた。口を尖らせながら、断ったらこれが最後になりそうだし……と渋々、承諾してくれた。

こんな時ですら、相手を幸せにしてあげられない自分の甲斐性の無さに、軽く自己嫌悪する。その場しのぎの嘘すらつかず、いつも自己保身に走って相手に責任を押し付けてばかりだ。そうやって、今までどれだけの人を傷つけてきたことだか……お前は本当に最低だよ。

好きではない女性を抱きながら、元彼女のことを思った。元彼女は本当に自分のことを愛してくれていた。心も体も。その愛情の深さと重みが違う。そして、自分も彼女を愛していたんだなぁ、と再認識して、涙が出そうになった。

周りの友人には、フラれて尚も想いを寄せる一途な男を演じながら、なんと不誠実なことだろうか。これがお前の本性だ。どうしても、セックスがしたかった。それで失われた何かが少しでも満たされるんじゃないかと思っていた。最低だ。



彼女が遠ざかる。

こんなことをしたらダメだって、わかっていたのに。未だに俺は自分で自分の首を閉めている。

ごめんなさい。