採用前の面談
就業前に面接をしてから、偉いさんと面談を二回した。そして今日は、エージェントからきた営業と面談。企業との間に入って、それぞれにヒアリングするという事だったが、具体的にこの営業が何か出来るかというと、実際は何も出来ない。
評価を聞く、不満を聞く、結果を言う、なだめる、それぐらい。
よっぽどひどい現場なら、辞退するのに手伝ってくれるとかそういうことで、問題を解決したり、企業に改善を促したりということは出来ないと思う。そもそも、外部の人間だしね。
営業から貰う情報自体も嘘か本当かわからないけど、評価は良いとのことで、続ける意志があるならそのまま頑張ってということだった。
「結局、この会社で働くんですか?」と、世話になってる派遣さんに聞かれた。
『まだわからないです』と答えると、
「こんな会社に居るのは勿体ないですよ、この2週間の働きを見てたからわかります。もっといいところがあるんじゃないですか?勿体ないですよ」
そう言われて、苦笑いしかできなかった。
素直に受け止めていいのか、派遣としての立場から見て、仕事を奪われるかもしれないという恐怖心からくる破壊活動なのか……。
自信過剰なわけではないけど、何処に行ってもいわゆる"新人"より働ける気はしている。でもね、学歴も職歴も無いんです。書類も通らないんです。
だから、破格の給与でそこそこ使える自分は何処に行っても重宝される。
個人として動いて稼げる給与はせいぜい30万円までだと思う。あとは如何に他人をコントロールできるか。他人を動かして利益を産み出さない限り、高収入は望めない。
来週は本社面接。
どうやら自分は期待されてるようだよ。
何のために働くのか。
力が湧いてこない。
頑張れ自分。頑張れ。