真面目で気が弱いダメ男"あの人”のブログ

否定的な人、非正規雇用で15年が「自己」に目覚めるまで

売れてなくても芸人の彼女はカワイイ説を見て思うこと

ただただ、羨ましい。幸せにしてあげられなかった元彼女のことを思い出す。

若くも無く収入も無い彼ら芸人は、どのようにしてモテているのだろうか。5年もの間、不満も喧嘩もなく、幸せに過ごせているのだろうか?

彼ら芸人は金銭ではなく、相手を喜ばせる事ができるのだろうか。芸人という特殊な人間を愛せる人は、特別おおらかなのだろうか?


少し前に手作りのプレゼントを渡したことがあった。お祝いに何かを贈りたかったのだけど、日々の生活に疲弊してあまりお金が無く、ブランド物を買える余裕は無かった。

それでも「何かしてあげたい!」と思い、丸三日間かけて改心の出来のプレゼントが完成した。と、自分では思っていた。
渡す日を心待ちにしてたある日、突然、彼女が職場に現れた。「働いてる姿を見てみたかった」という、何の悪気も無いかわいい動機だった。

だけど、そうじゃなかった。


いや、彼女はそうだったけど、なぜか自分の心は苦しくて張り裂けそうになった。

大手企業でバリバリ働き活躍している彼女が、誰にも知られていない都会の片隅にある自分の職場に現れた!その時、自分の社会的地位の低さ、頼りなさ、何もしてやれない自分の情けなさに、情緒が砕けた。


彼女に渡そうとしていた手作りのプレゼントが、まったく無価値の物に見えた。

「本当はこうしてあげたかった」
「もっともっと、こうしてあげたかった」

出来なかったことばかりが追いかけてきて、後悔の念が全身を支配する。彼女は喜んでくれたけど、どうしても信じられなくなる。合わせる顔がない。

「なんだこんなもん」と思う人は居るかもしれない。
実際、浮気性の女はそうだった。値段がすべて。金がすべて。私は払わない。ぜんぶ貰う。そんな最低な女だった。


しかし、はっきり言って被害妄想だ。
彼女は「一生物の宝物になった」と言ってくれたし、自分はそんなことばかり考えて相手を信用してない。

最低なのは俺だ。